接触言語 02 : ピジンの起源

第4章「ピジン語からクレオール語へ:段階的発達」の途中まで。
ピジンを概観してみると、Bickertonがクレオールの普遍的特徴として挙げていた文法項目の大半はピジンにも共通しているようだ。ここまで触れた範囲では、クレオール化・言語習得の過程にバイオプログラム言語の萌芽を見たBickertonの主張は怪しく思える。

むしろ外国人言葉(外国人や赤ちゃんに向けて使われる、母語を単純化した言葉)などのほうがピジンの起源としては説得力がありそうだし、主流の見方であるようだ。ただし、この説はピジンの発生については説明できるもの発達段階については十分な説明とならない。

いずれにせよピジンの単一起源説1 は非西欧語の上層言語を持つピジンの観察により現在ではほぼ明確に否定されていると言う。このことから、言語の文法簡略化アプローチには人類共通の戦略があるというのがひとつの有力な見方である。

もうひとつ有力なのが、ピジンに共通する文法は共通の基層言語に依存しているという見方である。この学説については詳細は6章待ち。ちなみにチラ見したところ6章ではBickertonが熱い批判に曝されている。
それにしてもこうして並べられた学説を眺めていると、ピジン・クレオールは発生する環境が限られておりデータが英語~ロマンス語-アフリカ諸語の接触に偏るのでとかく研究者も惑わされがちな研究対象であることを実感する。


  1. 地球上のあらゆるピジンはポルトガル語などを語彙供給言語とするピジン祖語を持ち、そのせいで文法が類似しているとする説。

接触言語 01 : ピジン・クレオールの教科書

言語のルーツからの流れで購入。第2章「ピジン語の特徴」の途中まで。
内容はピジン・クレオールを中心とする接触言語の教科書みたいな感じ。章末・節末に練習課題もポツポツ。
個別言語の事例研究も多く満足できそうな内容。

最近出た訳本でレビューもなく、開けてみると訳者コメントとかもなく第一印象は不気味だったのだが、誤植が多いもののそれほど問題は無さそうだ。調べてみると訳者はこの出版社の創業者の方らしい。学者でもないのになぜこんな地味な本を訳したのだろうw日本語のタミル語クレオール起源説に興味ある人らしくそれ関連かな。
何にしてもありがたい話だ。


avelantis 05 : 5面道中

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引き続き。
雑魚グラ作らんとなあ。


avelantis 04 : 5面道中

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5面道中を作り始めた。
コンセプトとしては得点アイテム回収祭りになる予定。


著作権的に問題のある画像の隠匿

よく考えたらゲームのプレイ画像の公開は著作権法に触れるのではないかと思い調べたところやはりダメなようですね(「引用」の条件がかなり厳しい)。そこで当サイトでもゲーム関連のスナップショットの公開を取りやめました。

しかし画像がないのも味気ないし、ぱっと見で何の記事かわかりにくい。
そうだ、せめて自分が見るときぐらいは画像つきで見れるようにしよう。これなら私的利用でOKのはず。
というわけで、↓のようなコードで非ログインユーザーのみ「画像」タグが含まれる場合にサムネイルの表示をしないようにしてみました。あとはプラグインでアップロードするファイルのURLを分かりにくくすれば実質的にアクセスできなくなります。画像のアップロード先を振り分けて鍵を掛けておけばより安全でしょう。

<?php
 $private_thumbnail_flag = false;
 $all_the_tags = get_the_tags();
 foreach($all_the_tags as $this_tag) {
  if ($this_tag->name == "画像" ) {
   $private_thumbnail_flag = true;
  }
 }
 if(is_user_logged_in() || !$private_thumbnail_flag) {
  the_post_thumbnail();
 }
?>

これで終わり…と言いたいところですが、現在の日本の法律では著作物にアクセス制限をかけてアップロードする行為公衆送信権の侵害に当たります。つまりオンラインストレージへのmp3のアップロードなんかも違法ということです。正気の沙汰じゃないねみなさんはくれぐれも気をつけてくださいね★彡


農耕起源の人類史 04 : 解題のありがたみ

読了。
解題が分かりやすい。本文とは何だったのか。

解題で述べられている通り、本書の内容を要約すると「著者の専門であるオーストロネシア語話者の拡散に関する研究を背景に、コリン・レンフルーがインド=ヨーロッパ語族において論じた農耕の拡散と言語の拡散を結びつける仮説(アナトリア仮説)を全世界に適用しようとする試み」である。
ただし、オーストロネシア語族の場合は拡散の過程についてはっきりしたことが言えるが、アナトリア仮説自体は多くの反論に曝されており、考古学的にも言語学的にも広く受け入れられていない。

個人的にはバントゥー諸語の拡散、インド亜大陸、ニューギニア高地の言語状況が興味深い。
詳細についてはここのまとめがかなりまとまっているのでお読みください。
ちなみに日本に関して、著者は日本語は高句麗語と同系、弥生人は紀元前5世紀に朝鮮半島から流入したとの説を仮に採用しています。ぶっちゃけ行殺ですね。


さて、学術的な真偽をどうこうするのは流石に手に余るので、これをworldbuildingにどう活かせるのか考えてみよう。いずれにせよ農耕民の急速な拡散が広範囲への語族の分布(と熊手状の分岐)を作ったというのはありそうな話である。このへんの考察は言語史を描写するために必須だろう。

また、これを農耕でなく仮想的な(圧倒的人口優位を有する)技術文明に置き換えてみて、この本に描かれている拡散のパターンをそのまま当てはめてみるのもよさそうだ。こうやって少しだけ組み替えれば比較的インスタントに見目新たな妄想の世界を形作れるというわけである。


今後要チェック。
レンフルーの「ことばの考古学
オーストロネシア語族、ニジェール=コンゴ語族


LIFE 02 : 細胞の設計者

第1巻読了。
主にエネルギー代謝を酵素で促進し制御する仕組みの話。

一言で言って、突然変異でこんなマクロに有益な仕組みが作れるなんてとても信じられない。
まして多細胞生物の器官など。
さまざまな器官や機能の進化史を(散発的にでなく)総体的に研究する分野ってあるのだろうか。
システム生物学ってのも興味深い。
とりあえず2巻読みます。


それにしても細胞の話はあまり真面目に学んだことがなかった。
高校一年が最後かな。このへんは有機化学がわかってないと厳しいのに。
大学では教養の時に薄い本で12コマ学んだだけ。
ほとんど憶えてないね!。


戦国ランス 01 : 大正義魔軍

なぜか結構前に始めた戦国ランス。
魔軍がつおすぎて戦線膠着><

ランス6(RPG)に比べるとだいぶ作業感が薄い。RPGがダレるのは戦闘が多すぎるからだと思う。
戦闘開始前にパラメータ(部隊人数)を調整できたり、限られた数のキャラをやりくりするあたりで戦略性が出てる。ゲームを作るときに参考になるんじゃないかな。
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農耕起源の人類史 03 : 農耕の拡散≒農耕民の拡散≒言語の拡散?

第九章「語族は人類の先史に対してどのような意味を持つのか」まで。
いよいよ言語が絡んで来た。
言語の取り替え(language shift = ある集団の母語が別言語に移行すること)がいかに起こり難く例外的かを確かめ、それを根拠に集団の移動≒言語の移動とみなし、言語学の成果(語族の分布、語派の分かれた年代等々)を自説の助けにしようとしている。
ここまでをまとめると

  • 特定の気候・環境→農耕の誕生→人口増大→農耕の拡散=農耕民の拡散=農耕民言語の拡散→少数の語族が広範囲に分布

という具合である。十章からは具体的に各語族の話者の足跡を辿るらしい。面白くなりそうだ。

農耕民が拡散する以前に住んでいた人々がどのように拡散したのかも知りたいところ。
(ホモ・サピエンスの他の人類に対する優位性が何なのかという話に関わってくる)


大図書館の羊飼い 06 : 小太刀凪

超展開のAUGUSTは死んだのか。

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