アーカイブ 2013年 8月

Indigo : レビュー

背景

2010年に半端マニアソフトより発売された同人ゲーム。同人ゲームオブザイヤー脚本賞1を受賞。スタッフは渡辺僚一秋雨前線などプロとしても活動している人が多数2。規模としては中~大3

タイトルは「藍色」、曖昧なものの象徴として作品中で幾度となく言及される。

舞台

現代日本舞台の伝奇系ファンタジー。バトル(刀剣・魔術・布)、ルーマニア神話、シルクロード史、進化論の要素あり。あらわし=現実の存在 とかくり=霊的な存在 に二分される世界観が独特4

主要モチーフは殺人。きっかけと方法は様々にしろ、殺人を志した人々が物語を織りなす。

総評

全体的に見て設定は面白いが、プロットに冗長・物足りない部分あり。会話テキストは好みが分かれるところで、自分としても評価に迷う。

印象としては良作と凡作の中間ぐらいの藍色な位置。つくとりがイメージに近い。

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  1. 権威のほどは不明だが、同賞を受賞したファタモルガーナの館を直前にプレイしていて良作だったため受賞作を参照し、気になった今作を購入。
  2. ただし私自身は大半のスタッフを本作で知った。
  3. プレイ時間30時間前後。
  4. 同サークルの前作との設定の繋がりがあるらしい。

ファタモルガーナの館 : 安定した作話力の今後に期待

同人ノベルゲームファタモルガーナの館を振り返っておきます。
erogamescapeでデータ数僅少ながらやたらと高得点だったためやってみたわけですが、エロゲではないですしどちらかと言えば女性向な雰囲気です。ジャンルを一言で言うと西洋伝奇浪漫ですかね。

一言で言って素晴らしい作品でした。
とにかく話作りにソツがなくて、小さな物語が撚り合わさり大きな物語へと組み上げられていくカタルシスが存分に味わえます。小さな物語自身も話としてそこそこの内容に仕上がっているあたりに格の違いを感じます。特に第2章(獣の章)はなかなかハラハラしました。

さて、ノベルゲームとして見ると、まずBGMのほとんどに歌を採用した点が特徴的です。私自身はそもそも歌が嫌いですが、ポルトガル語?による楽曲は舞台の雰囲気には合っていました。
演出自体はかなり静的でありながら一枚絵(乙女ゲー業界ではスチルと呼ぶらしいのです)が効果的に使われていました。背景がヘボいのはまあ仕方ないですね。資源が限られているときに真っ先に削るべき要素は声・背景なので。


ファタモルガーナの館には、霧上のエラスムスセブンスコートという派生作品(といっても本編とは無関係)があるのですが、かなり安定してプロットのレベルが高いです。今後にも期待できそうです。
この2作品はフリーで配布されているのでぜひ確かめてみてください。特にセブンスコートが良いです。


あいうえお

記事を非公開にしただけじゃトップが更新されんのか。
訳の分からん仕様。

とりあえず俗幻のリンクを貼っておく。
http://mindsc.ape.jp/klel/


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