アーカイブ 2013年 5月9日

気候文明史 01 : 北半球高緯度の陸塊は文明の発達に必要か

気候変動と人類史の関連を十万年にわたって描いた書。
遊びがないわりに読みやすい、やさしい教養書の風情である。

さて表題の通り異世界の気候を論ずるのに見逃せない記述を見つけた。
単純に言えば、氷期-間氷期サイクルはミランコビッチサイクルに従う日射量変化が北極海周辺の陸塊における巨大氷床の形成・融解を駆動して起きるというものである。つまり人類の文明が氷期の激しい気候変動の中で生まれ間氷期の温暖な気候下で広がったというシナリオを支持するなら、極付近の巨大陸塊は地図上に必然的に存在するということを意味する。そうでない異世界の地図があったとしたら、何か別のシナリオを提示できなければならないだろう。


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