ルートダブル 05 : レビュー巡り

他の人のレビューとか巡ってた。

目立つ見解

主に批判を通して。

「夏彦がうざい」

確かにラボの地下に不用意に降りてんじゃねえよwとか、渡瀬の事情を把握してからも渡瀬をこき使いすぎとか、シナリオ上の扱いとしてBCを肯定する方向に傾きすぎじゃないかというのはある。
しかし個人的には夏彦に対する感情はフラットである。というのは大人組の不甲斐なさも目についたからで、特に(テロリストとしての)渡瀬に全く好意を持てなかったからというのがあるだろう。Qを簡単に信用しすぎだし、計画の突飛さ・杜撰さも目についた。この点はもっと丁寧に描写して欲しかった。同じ理由で宇喜多の心象はもっと悪い。
これを含めキャラ描写は全般的に浅くシナリオに都合の良すぎる点が目立った。無駄な描写を作るまいという執念を感じた部分でもある。ライターにもっと筆力があれば不自由さを感じさせることもなかったかもしれない。

「後半だるい」「カタルシスがない」

これはその通り。
けど自分はあまり気にならなかった。というのは解決編を「記憶を通して設定を読み解く」ものと端から思い込んで臨んでいたからだ。テーマ(記憶、特に記憶と事実、感情・人格の関係)からしてそうなるのは必然なのだが、それだけ没頭できていたということだろう。終盤のどんでん返しがほしいのは確かだが、ラストの脱出方法提示~渡瀬と夏彦の対峙のシーンでだいぶ気分は晴れた。
RAMは不評だし、自分も何度か同じテキストを見せられるのは流石に煩わしく思った。しかし作者のインタビューで「RAMの選択画面はステージセレクト画面、セーブ画面と酷似している。これはゲーム自体が誰かの記憶だから(とも解釈できる)」という見解を見たときは感心した。こういう風にメタな視点の必然性を忘れないやり方は好物である。言ってしまえばこのライターは設定厨っぽいから自分の嗜好に合うのだろう。

「ましろが空気」

寝てただけだからね、しょうがないね。


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