言語のルーツ 02

第四章途中まで。ほぼ読了。
第三章の最後では先の3項目に「使役-非使役の区別」が追加された。
同一形態素の動詞をそのままの形で(あるいは接辞で区別して)自動詞/他動詞として両用するタイプの言語は子供の習得が速い(=バイオプログラム言語の統語に近いことを示唆している)とのこと。また、子供の英語にも自動詞をそのまま他動詞にする(eat herでfeed herを表そうとするなどの)系統的な誤りが見られる。
ん?それって子供は使役-非使役を区別できてないんじゃないか?と思わなくもない。
あと形容詞も動詞と同様に他動詞化できるのというのが印象的(子供は”flat it”で”flatten it”を表現しようとする)。クレオールの多くと同じく、用言で一つの品詞として取り扱うらしい。

第四章は「言語の起源」で面白そうなテーマなのだが、如何せん思弁的な内容が大部分。
そもそもの目的が、バイオプログラム仮説が言語の発生を説明しうる現状で最も優れたモデルであることを示す程度のものでしかないようだ。
まぁ、「言語能力生得論=議論の先延ばし」と受け止められないためには進化の問題に踏み込まざるを得ないというのは同意できる。


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